エスゾピック服用後に苦みが出た場合は?

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まずは苦みが生じる原因について解説します。
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬には、アモバンという強い苦みが特徴の睡眠薬があります。
エスゾピックの先発薬ルネスタは、このアモバンを改良して製造されており、苦みが軽減されているのです。

しかし、それでもエスゾピックの副作用として味覚障害による苦みが多く報告されています。
その理由は明らかになっていませんが、ふたつの説があります。

ひとつが、唾液から苦みが分泌されているという考えです。
エスゾピックの有効成分エスゾピクロンに苦みがあり、それが体内に吸収され唾液によって分泌されているのではないかと考えられています。

もうひとつが血流から感じているという考えです。
人間の舌や口蓋には、味蕾細胞という味覚を感じる細胞があります。
その細胞の周囲の血流にエスゾピクロンの苦みが運ばれているのではないかと考えられています。

このような苦みを解消するには、エスゾピックの服用量を減らすか服用中の睡眠薬の種類を変える必要があります。
ただし、自己判断はせず医者に相談してから実行しましょう。